現役内科医のDr. おかめです。
今日は、よくあるこんなお悩みに答えていきますね。
「緊張してうまく話せない」
「すぐにあがってしまう」
「緊張で、自分の力が発揮できていないと感じる」
「仕事中は毎日緊張してしまい、終わるとどっと疲れている」
これらの原因と簡単にできる対処法についてお伝えしていきますね。
仕事で毎日緊張するとは?
そもそも、緊張とはどういう状態なのでしょうか。
元々は、敵に遭遇した際など危険やストレスから体を守るための、
生理的な反応として必須なものでした。
呼吸が浅く早くなったり、心拍数を上げることで、体中に酸素や血液を届け、
とっさに戦うか逃げるか、という反応ができるようにしていたんです。
でも、現代においてはそのような命の危険を感じるような状況はなかなかありませんよね。
もちろん、適度な緊張は、頭が冴えたり体が動きやすくなったり、やる気があがったりと、
いいことがあったりします。
でも、ストレスやプレッシャーを強く感じることで過度に緊張して
頭の中が真っ白、
普段の自分の力が発揮できない、
疲れてしまう、
というのは、現代社会においてはとても多い悩みになっています。
緊張しているときの体の状態
じゃあどうすれば、現代社会においてこの緊張とうまく付き合っていけるのでしょうか。
それを考える前に、体はどういう状態になっているのかを医学的にみてみましょう。
私たちの体は、自律神経という神経が、無意識に体の機能を管理しています。
例えば、暑いところにいくと汗をかいたり、寒いと体が震えたりしますが、
これは自律神経が勝手に調整してくれているんです。
心臓を今、ちょっと自分の意思でとめる、ということはできないですよね。
この24時間休みなく働いている自律神経は、
「交感神経」と「副交感神経」という2つに分かれます。
「交感神経」は車のアクセルのようなもので、活動するときに活発になる神経です。
「副交感神経は」は車のブレーキのようなもので、お休みするときに活発になる神経です。
ストレスやプレッシャーを感じて緊張している状態が続くと、
この車のアクセルである「交感神経」が過度に活発になっていて、
・筋肉が固くなって肩や首のこり、背中の痛みなどがでてくる。
・脈拍が早くなったり、手のひらや足の裏にも汗をかく。
・イライラや不安が高まる。
・胃腸が動きにくくなり、食欲がわかない。
・寝つきが悪く、熟睡できない。
という症状がでてきます。
そのため、緊張を和らげるには、
車のブレーキである「副交感神経」を活発にしてあげて、
自律神経のバランスをとってあげることが有効です。
体をリラックスモードにもっていくということですね。
簡単にできる緊張を和らげる方法
無意識に働いている自律神経を調整するのに一番の方法は、
「呼吸」
を変えることです。
深いゆっくりとした呼吸は、
車のブレーキである「副交感神経」が活発になって、緊張を和らげることができます。
…の前に、まず緊張しているときはもし可能であれば、自分の顔を鏡でみてみましょう。
きっと、こんな顔をしていませんか
眉間にしわが寄って、口角下がっていませんか。
そこで、騙されたと思ってまずは口角をあげてみてください。
こんな感じです😊
実は、口角をあげるだけで顔の筋肉に連動して、体がリラックスして内臓がゆるんできます。
また、鏡をみると、客観的に自分のことを見れるので、
「あー今自分けっこう緊張してるな」
と気づくこともできます。
そして、いよいよ呼吸です。
まず、下の図のように、下腹部の前に手をあてます。
鼻からゆっくりと息を吸って、口から吐いていきましょう。
緊張しているときは大体、頑張って吸ってしまうことが多いですが、
【吐くほう】を意識します。
もしできたら、【吐くほう】を少し長めにしてみましょう。
もし、仕事に行く前に緊張してしまうなら、家をでるときに。
緊張してしまう大事なプレゼンや、面接の前に。
自分の力を発揮したいときに。
にっこり😊
と
鼻から吸って口から長く息を吐いていく🌱
これだけでも、気持ちが落ち着いてきて、
緊張がほぐれてきます。
どこでも簡単に、タダでできるので
ぜひ、試してみてくださいね。
ただ、これでも自分でコントロールできない緊張が続いてしまっている場合は、
我慢せずに、医療分野の専門家に直接相談しましょう。
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